ゆずジャムを作ろう! ゆっくり、コトコト、季節のお楽しみ

さわやかな酸味と香りで人気のゆず。日本人には馴染みの深い柑橘(かんきつ)系のひとつですよね。お吸い物やお鍋に入れたり、お魚にかけて薬味として使ったり、大根とお塩で漬けて浅漬けにしたり…といろいろなお料理や食材に合うゆずですが、今回はジャム作りにチャレンジしてみました

こつこつ追求型の方にオススメ
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さわやかな香りのゆず、
調味料やお菓子の
香りづけに

ゆずはミカン科の果実で、主に西日本で多く栽培されています。

有名なのは高知を始めとした四国地方ですが、実はゆずは寒さにも強く、東北地方でも栽培が可能な珍しい柑橘類なんです。

広島では、三次市(旧作木村)や安芸高田市(旧高宮町)など県北で多く栽培されています。

さわやかな香りが特徴で、果汁を搾って調味料として使ったり、皮を乾燥させてお菓子などの香りづけなどにも使われています。実は皮も実も種もすべて使うことができるんです。

今回はゆず全部を使ってジャムを作ってみようと思います。

ゆずジャム作りに挑戦!
下ごしらえが
美味しさの決めて

まずは下ごしらえから。

ゆずジャム作りでは、この下ごしらえをきちんとすると一気に美味しいジャムに近づきますよ!

(1)ゆずを半分に切って果汁を絞り、果汁と種と皮に分けておきます。種も後で使うので、捨てずに市販のお茶パックなどに入れておいてください。

(2)皮を外皮と中袋(実を包む薄い透明の皮)に分けていきます。

ゆずを食べた時にピリピリとした独特の苦みを感じたことはありませんか?

苦みの原因は外皮の内側についている白いわたの部分なので、苦手な方はこの時点でしっかりとわたをスプーンで取っておいてください。

 (3)外皮はできる限り細い千切りに、中袋はざく切りにします。

(4)ゆずの準備が終わったら、果汁・外皮・中袋の重さを計ります。

(5)ゆず(果汁+外皮+中袋)の重さの80~90%の量の砂糖を準備します。

砂糖の量は少ないとすっきりとした甘さに、多いと長期間保存ができるようになります。

また、砂糖の一部をはちみつに変えてもコクが出て美味しいです!

今回はゆずが255gだったので、その90%の200gの砂糖+30gのはちみつを準備しました。

いよいよ、ゆずを煮ていきます。

ここで砂糖も入れて一気に煮ていきたいところですが、ここでも美味しいジャムを作るポイントがあります!

(1)鍋にたっぷりの水を入れ、外皮と中袋を煮ていきます。

「沸騰したらお湯を捨てる」を3回繰り返してください。

柑橘系の皮は「ペクチン」という成分を含んでいて、これが苦みのもとになるので茹でこぼすことでこの成分を取り除いていきます。

(2)3回茹でこぼしが終わったら、下茹でしたゆずの皮・果汁・種・砂糖を入れて強めの中火にかけていきます。沸騰してくるとあくが出てくるので、丁寧に取り除いてください。

8~10分ほど煮込んだら種を取り出し、さらに5分程度煮込んでいきます。

煮込んだら、煮汁を小皿にちょっと取って、とろみ具合を確認しましょう。

熱いうちはさらさらでも、冷えてきてとろみがついていればOK!

あまり煮込みすぎてしまうと、冷えた時に固くなりすぎてしまうので注意してください。

瓶につめて完成、
ゆず茶やゆずソーダに

完成したゆずジャムは、煮沸消毒した瓶につめて冷ましていきます。

粗熱がとれたら完成です!保存は冷蔵でも冷凍でも大丈夫ですよ。

ジャムを取る時は、きれいなスプーンですくい、瓶のフチにカビが生えてきていないか注意してください。

パンにつけるのはもちろん、ヨーグルトやお菓子に入れたり、お湯で割ってゆず茶にしたり、炭酸水で割ってゆずソーダにしても美味しいです。

時間をかけて下ごしらえをし、コトコトと煮込み、てまひまをかけて作ったゆずジャム。

のんびりとした時間も楽しみながら、ぜひ作ってみてくださいね。

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