冬の暮らしになりものを~食卓に人と自然の温もりを~

いつでもどこでもほしいものが手に入る便利になった世の中。自然との距離がどんどん遠ざかり、身近に自然を感じる場であった食卓から季節感が失われました。そんな中、旬のなりものはハウス栽培のものも少なく、お子様からお年寄りまで幅広い年代で人気もの。
広島の地形を生かした旬のなりものを通して、人と自然の温もりに触れてみませんか。

ほのぼのスローライフ型の方にオススメ
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虫や動物が住む、
生きた土で育った柑橘たち

瀬戸内の静かな海の音を聞き、時より吹く風にあたりながら、太陽の光をいっぱいに浴びて育ったレモンは、広島の誇りとも言えますね。

生産量は全国1位です。

レモンは果汁だけでなく、皮の部分にも美味しさや栄養がたっぷり含まれています。そんなレモンだからこそ、安心安全なものと出会いたい。

瀬戸内の生口島にある能勢さんのレモン畑は、先祖代々受け継がれてきた貴重なもの。微生物や虫、動物たちが住み、自然な肥料のみを与えた生きた土です。それらを守り続けている生産者は、私たち消費者にとってもかけがえのない大切な存在です。能勢さんは他にも日本では珍しいブラッドオレンジなどの柑橘類も数多く育てられています。

珍しいレモンを使った
暮らしのヒント
エスニックな赤いレモンで保存食

オレンジ色の見た目で、一見、小ぶりのみかん?と思わせるこちらの柑橘は『姫レモン』という名前のレモンです。皮はエスニックな香り、果汁は橙(だいだい)に近い不思議な柑橘。

一般的にレモンと言えば、薬味のように使われることが多く、1度に使う量は1個か2個。お買い得商品としてついつい数多く購入してしまったり、たくさんできたからと頂いたりした時には、使い道にとまどうことも…。でも、そんな時こそ、ひとてま加えて少しでも長くそばに置いておきませんか。事あるごとに食卓を楽しませ、時に私たちの身体を守り、温めてくれます。3種類の活用法をご紹介します。

食卓が和にも洋にも
変化する「塩レモン」

塩レモンの作り方

レモンは7mmの薄切りにして、レモンの重さの15%の塩を用意する。

レモンと塩を交互に入れていくのですが、気を付けてほしいのは、最初に入れる瓶の底と最後にも塩を入れること。2~3日で出来上がりです。常温で保管できるところも嬉しい。

レモンドレッシング

出来上がった塩レモンをみじん切りにして、オリーブオイルと合わせドレッシングに。旬の白菜の内側の柔らかい部分をちぎって、そのままかけて食べると白菜の甘みとレモンの程よい酸味、エスニックな感じがたまらない1品になります。

レモン風味の漬物

旬の白菜と塩レモン、さらに少し塩を交互に重ねて重石をすれば漬物になります。重石がなければ、ビニール袋に入れて平らにし、バットなどに入れ、万が一漏れても大丈夫な状態にして、冷蔵庫の中で保存します。冷蔵庫に入っている物を重石代わりにしておけば一石二鳥。1~2日で出来上がります。

風邪予防に家庭に1つ
「レモンジンジャー」

よく殺菌した瓶に、スライスしたレモン1個と、同じくスライスした生姜1かけを交互に入れていき、シナモンスティック1本とクローブ3個、カルダモン1個を入れて、瓶ひたひたのハチミツを入れます。風邪予防に家庭に1つ置いておきたいドリンクのもと。心も身体も温めてくれます。冷蔵庫で保存してください。

何でも対応
「冷凍スライス」

シンプルですがスライスして分けて冷凍しておくと、紅茶に添えたり、スイーツに加えたり、魚や揚げ物の付け合わせに、ちょこっと使う時に便利です。とてもおすすめですよ。

奇跡の尾道みかん物語
~思いやりの循環~

ある日の夕方、私もお手伝いさせて頂いている広島市にある夕焼けぽっぽ食堂(こども食堂)に、ボランティアさんの軽トラックに揺られて、お届け物がありました。

箱の中身は、まあるい黄色のみかんでした。その可愛いみかんの名前は『たまみ』と『はれひめ』といいました。

「1人3つまでよ!」というスタッフの声かけに、

「私、みかん大好き!」

と目を輝かせ、子どもたちは大喜びで1つ2つと胸にかかえるのでした。

こちらは新種のもので皮が薄く実がぎっしりと詰まり、オレンジの香りや食感が楽しめる珍しいものでした。尾道市吉和の山本マスオさんに育てられたものです。

新種とはいえ、それでも苗を植えてから商品となるまでには5年はかかるそうです。こうして大切に育てられたみかんですが、3年前の夏、山本さんの畑を含むその地域一帯は土砂災害で大きな被害を受けました。その時には多くのボランティアさんが手伝いに来られたそうです。

その後もボランティアさんは山本さんを手伝われ、そのお礼にと毎年この季節になるとみかんを渡されたそうです。そしてボランティアさんはそのみかんを、今回夕焼けぽっぽ食堂へと届けて下さいました。

あの夏以降、『被災したみかん畑を桜に変えよう』という企画が生まれ、夕焼けぽっぽ食堂も支援していたからです。大変なことはあったけれど、思いやりの循環が、子どもたちへのみかんや桜という形になって、私たちの暮らしに映り込んできました。このみかんを食べた子供たちが大人になる頃には満開の桜が、みかんの記憶と共に思い出されることでしょう。

しまなみレモンさんご案内

販売業者株式会社セーフティフルーツ
住所広島県尾道市瀬戸田町中野475-1
HPhttps://shimanami-lemon.com/

ママライター  
岡野陽子さん

HP

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