春から進級のママとお子さんが今から準備しておきたいこと
もうすぐ桜の季節。進級、入園、入学にウキウキ心はずみますね。どんな先生かな、友だちはできるかな…といった緊張や不安もありませんか?そんな時のお子さんとのかかわり方や、新生活に向けての準備について、保育園で出会ったママたちの様子や、わが家の方法をご紹介します。
保育士のわたしが園や学校
で言わせたくないこと、
教えた言葉

保育士として働いていたころ、「先生、お茶!」「先生、(トイレワード)!」とよく言われていました。そのたびに「先生はお茶ではないよ♪そういう時は「お茶をください」だよ」と教えてきました。出産を経験し、わたしの子どもたちが園でそう言わないといいなと思い、「○○してください」という言葉を伝えてきました。
子どもたちが使えるようになってきて実感したのですが「○○してください」って便利な言葉で、助けてもらいたい時にも使えます。お洋服のボタンが留められないとき、届かないものを取ってほしいときなどに、特に役に立つ言葉は「手伝ってください」です。これまで、母であるわたしが助けてあげてきたことを、園や学校では自分でがんばらないといけないことがあります。でも、どうしてもできないこともきっと出てきます。そんな時にこの言葉を知っていれば、自分を助けることになります
子どもたちが困った場面に直面した時に、何に困っているのか聞き「そんな時にはね」と、言葉を教えてあげる。おうちのかたは、お子さんが困っている理由なんて聞かなくても分かるし、すぐに助けてあげれば、その後の家事もスムーズですよね。だけど、あえて時間を取ってあげることで、子どもたちはさらに前進します。自信をもって登園登校させてあげたいですね。

大人になっても大切な
身支度を小さなうちに

わが家では入園を機に帰宅後のルーティンを作りました。
“あしたのじゅんび”はこちら

わが家はこんなボックスに子どもたちの園グッズを入れているので、柔らかいクリアファイルに入れて、箱にぶらさげています。
これだと、やぶれたり、はずれたりするストレスがありません。
プチストレスって、
のちのち大きなストレスに

子どもたちとおえかきしたり、好きなキャラクターを貼ったりして、これは「自分のもの、自分のすること」だと認識してもらうきっかけがあると、その後も楽しくできます。

この他にも、かばんを置く場所、脱いだ服は洗濯かごへ入れるなどの約束をしています。出来なくなったら、その都度子どもたちと改善策を話し合って変更しています。自分のことなので、言われたからする、と思ってほしくないから。どれも大人になっても行うので、小さなうちから習慣づくといいなと思ってはじめました。

お子さん、お母さんの
心が休まる居場所づくり

言葉やルーティンなどいろいろ書いてきましたが、なによりも大切なのは家族の愛情です。これは、保育士時代に心から思いました。先生は家族の代わりにはなれないんです。園や学校は、おうちの代わりにはならない。お子さんが心から休まる場所は、やはり家族が笑顔でいる場所です。心が安定してくると、どんなことにでも挑戦できるようになります。
入園入学や進級を控えて、ご家族も心配ですが、大好きな家族の気持ちは伝わってしまうもの。できるだけ、その不安をお子さんに見せないでください。お子さんには、いつも通りの愛情をそそいであげて、過度に新学期への期待をしないであげてほしいなと思います。もちろん、お子さんが楽しそうに期待感を持っているときは笑顔でこたえてあげてくださいね。
わたしの教室では、親子の安らげる場所として、幼稚園要素を取り入れたプレ幼稚園風オープンスペースを広島市西区のアトリエで開催しています。お昼ごはんも、一緒に「いただきます♪」。食事を挟むとリラックスして会話も弾みます。また、お子さんとのかけがえのない時間の記録に、手形アート教室も。お子さまの成長を家族で喜べる環境づくり。大きくなっても、親子の会話がうまれるきっかけになることを願って教室運営をしています。
そんな中、入園を控えたお子さんのママたちの話題は園のこと。初めての環境に緊張しますよね。それを同世代のママたちと話すことによって、気持ちを軽くしていらっしゃいます。話すことで心が楽になります。困ったときはお気軽にご相談ください。


ママライター
うまやはら
しほさん
子育てのじかん
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