毎日をしあわせにしてくれる猫との暮らし

/ / しほ

猫と暮らしはじめて14年。言葉を話せない動物と暮らすということは思った以上に責任重大でした。猫との暮らしは大変なこともあるけれど、毎日が楽しく、愛しい。そんなしあわせな気持ちをくれた私の家族について語りたいと思います。

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ご縁が重なった
「殿」との出会い 

知人宅の縁側の下で、野良猫が子猫を産みました。
その子猫と暮らしはじめて早14年、こんなに大きくなりました。

名前は殿(との)と申します。名は体を表すとはこのことだといつも思います。
少しぽっちゃりした完全室内暮らしのぼんぼんです。

名前の由来は殿を迎えに行く前夜、夢にお殿様が出てきたから。
「今まで一度もお殿様が夢に出てくるなんてなかったのに…。なぜ?お告げかな?迎える子がオスだったら名前は殿にしよう!」という単純な理由です。インパクトがあるのか、みんなすぐに覚えてくれるので名づけ親としては嬉しい限りです。

殿との出会いは良きご縁が重なりました。
ひとつめは、母が通っていた美容院の美容師さんが大の猫好きだったこと。毎朝、猫ちゃんと自転車で通勤している方でした。
ふたつめは、その美容師さんのご実家の縁側で殿のお母さんが子猫4匹を出産したこと。
みっつめは、美容師さんのお母さんが猫好きで猫たちのために里親を探し始めたこと。
最後は、母と私が猫好きで猫との暮らしを考えはじめていたこと。
タイミングよく里親の話をいただき、すぐに家族会議が開催され、猫を迎えることになりました。

殿のお母さんはキジトラ。4兄弟のうち、殿は茶白、1匹は黒、もう2匹は白黒でした。
一番最初に迎えに行ったので「好きな子を選んでいいよ」と言われ、色に惹かれてカゴから脱走しようとしている一番元気な子を迎えました。その子猫が殿です。その後、黒と白黒の1匹は別の里親さんに迎えられ、野良猫だったお母さん猫と白黒のもう1匹はそのまま縁側のお家で暮らすことに。お母さん猫は優しいおばあちゃんがいるお家だと知っていたんですね。そのお家でお母さん猫が子猫を産まなければ、殿と出会うことはなかったと思うとお母さん猫に感謝です。

猫の仕事は家族の架け橋 

毎日、家族を癒やすのが殿のお仕事。
仕事から帰って「今日は何をしていたの?」と話しかけるのが日課です。なぜか母が答えます。
殿のおかげで家族の会話が弾む。大事な役割を担ってくれています。

猫好きな人を表現するのに猫の下僕といいますが、ほんとにその通りだと思っています。猫の一番の魅力はマイペースでツンデレなところでしょうか。たまに甘えてくるところがかわいい。猫の下僕さんたちに猫の魅力を聞いたら切りがないんでしょうね。
個人的な見解ですが、猫は自分のことが好きか嫌いかすぐに見分けると思っています。猫好きな人には必ず挨拶に近寄っていきますが、猫が好きではない人、苦手な人にはまったく近づきません。無視です…。そんなところも猫の魅力のひとつです。

猫のサインを見逃さず、
長生きしてほしい

そんなかわいい殿ですが、この14年いろいろなことがありました。
若かりしころ、庭に遊びに来る野良猫を威嚇して興奮したまま、横にあった母の脚に噛みつき病院送りにしたり…。(母は興奮している殿の横に立っていたことを反省していました。)
勝手口から脱走した殿を捕まえるために、靴を脱いで音をたてないように裸足で近づいたり…。
肛門嚢破裂になって、仕事中に母から「殿のお尻に穴が空いた」と電話がかかってきたり…。

あっという間の14年でした。
肛門嚢破裂のときは、お尻周辺を異様に舐めていたのでもっと早く気づいてあげられたらと後悔しています。動物は言葉を話せない分、私たちにサインを出してくれています。一緒に暮らす者として、そのサインを見逃さないようにしなければいけないと痛感した出来事でした。
最近は若かったころのように体が動かずもどかしそうですが、末永く傍にいてくれることを願っています。

コロナ禍の
ペットブームに願うこと

コロナ禍で在宅勤務が増えたことから、犬や猫などのペットを飼う人が増えているというニュースを耳にします。「時間に余裕がある」「外に遊びに行けないストレスをペットで癒やしたい」「猫は散歩に行かなくていいから飼いやすい」そんな理由で犬や猫を飼おうと思っている方は、今一度考えてください。生涯面倒をみれるのか、もし、飼うことができなくなったときに責任をもって里親を探すことができるのか。

猫と暮らすのは大変なことも多いけれど、しあわせです。
殿がしあわせを感じてくれているかはわかりませんが、安心できる場所で暮らせる猫が増えることを祈っています。

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