建築士に聞く、家族が安らぎを感じる家づくり。

コロナ禍で外出の機会が減り、おうちで過ごすじかんが増えた今日この頃。みなさんのおうちは過ごしやすい空間でしょうか? 今回は山根木材の建築士に家族が安らぎを感じる家づくりのヒントを聞きました。

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家の中に
心地よい場所をつくろう

自分の家というのは、帰ってくるとホッとする場所。

それは、他の人を気にしなくていい「自分のテリトリー」に居ることの安心感ではないでしょうか。

注文住宅で家づくりをする楽しさとは、このテリトリーをどのようなものに作り上げるかを考えるワクワク感です。

部屋をどう構成すれば心地よいか、どんなしつらえにすれば自分らしいか。家具や小物なども含め、設計の段階からいろいろ想像していく家づくりは、より良く住みこなすことのできるテリトリーづくりにつながっています。

このようなことを意識した上で、おすすめの設計プランは、家族のスペースの近くに共用の個人テリトリーを作るというもの。共用の個人テリトリーというと分かりにくいですが、個室や書斎のような分離された部屋ではなく、リビングの一部に共用のスタディーコーナーなどを設け、置いてある本や文房具で個人のテリトリーを主張するという形です。

家族の存在を感じながら、ゆっくりと自分の時間を過ごす。

時にはリビングのソファに移動したり、寝室にこもったりすることで、テリトリーの濃淡も楽しめる。このスタイルは、スマートフォンが普及し、テレビ中心でなくなった現代的な家族の団らんに合っているように感じます。

座るところは、
落ち着くところ

思い出してみてください。あなたの住まいに、座ることができる場所はいくつありますか?

リビングソファやダイニングチェア、あるいは今この文章をパソコンで見ているのであれば、パソコンコーナーもそのひとつではないでしょうか。

座ることができるところと、落ち着くところというのは近い存在だといえます。

そこから見える窓の外には美しい青空と植栽の緑が広がっていたり、季節の移ろいを感じさせてくれたり、家族の目に触れることなく一人の時間が過ごせたり、ほんのり暗い日陰でそよ風が気持ち良かったり。人は椅子のあるところではなく、居心地の良い落ち着くところに座りたくなる、そんな感情的な一面を持っています。

落ち着けそうなところを家中に散りばめて、住まい手が日々の暮らしの中で選びながら、穏やかに過ごせる家であってほしい。偶然見つけた居心地の良い場所があると、暮らしはもっと楽しくなります。

さあ、いろんなところへ座ってみましょう。きっと新しい発見があるはずです。

台所は家族をつなぐ場所

台所で新米を炊くとき、何を準備したらいいでしょうか?

今はお米と炊飯器があれば炊けます。ひと昔前は外へお米を洗うための水をくみに行き、お米を炊くための薪を取りに行き、家の中と外を忙しく行き来しなければなりませんでした。台所が家の真ん中にあっては大変です。農家の伝統的な間取りで見かける囲炉裏も、庭などから直接土足のままで使えるように、土間の近くに設けられているものもあります。つまり、これまで台所は外と中をつなぐ場所に位置していました。

現代はどうでしょうか? 

水は蛇口をひねれば出てくるし、火もボタンを押せば点火します。外とつながる場所である必要がなくなったため、台所は家の中心として機能するようになりました。

システムキッチンは、料理をするお母さんと食事をする家族が一緒に集える場所。ダイニングテーブルとシステムキッチンが近いことで、つくる・食べる・片付ける作業が同時にできるようになり、たとえ食事の時間がずれても家族が交差する場になる。今や台所は家族をひとつにつなぐ場所といっても過言ではありません。

家づくりを考えるとき、台所から暮らしぶりを想像してみるのもいいかもしれません。

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