梅雨~夏を乗り切るお弁当づくり
~この時期こそ自然の恵みに感謝して楽しもう~

毎朝のお弁当作り、献立を考えるだけでも大変。6月からのこの時期はさらに食中毒などの心配もあり、お弁当づくりがストレスに。そこで今回は先人たちが古くから利用していた、自然食材や調味料のもつ防腐効果を意識しお弁当作りを提案させていただきます。

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冷蔵庫の無い昔はどのようにして
腐敗を防いだの?
~発酵食品と殺菌・
防腐食材の活用~

昔のお弁当といえば、思い出すのはおむすびころりなどの昔話から、竹の皮で包まれた梅干し入りのおむすびとお漬物ではないでしょうか。お弁当箱代わりの竹皮は軽くて丈夫、そして通気性が良く、抗菌性 が高いなどの特性があります。また梅干しのクエン酸でご飯の腐敗を防ぎ、発酵食品のお漬物で自然の特性をいかしたお弁当づくりをしていました。

さて、飽食の時代になった今、おかずのバリエーションと共に注意することも増えました。今と昔を比較しながら、お弁当づくりの提案をさせていただきます。

竹皮の代用は?
~お弁当箱や仕切りに
ついて~

  • この時期のお弁当箱はいつも以上に、しっかりと洗い、しっかりと乾かすことが大切です。
  • 殺菌効果のあるお酢を含ませたキッチンペーパーでお弁当箱を拭くのもおすすめですし、わさびを蓋に塗るのも効果的です。
  • お弁当箱の中で、おかず同士が接触することで発生する腐敗を防ぐためには、彩りのための葉物野菜は大葉やワックスペーパーにしましょう。また、ごはんとおかずが直に混ざり合うのっけ弁当は避けましょう。
  • 保冷剤の効果的な入れ方は、温かい蒸気のあがる上部に置くことをおすすめします。

梅干しの他に防腐効果のあるものは?
~食材・調味料のもつ
性質をいかして~

  • お酢
    ご飯にお酢を少し混ぜた酢飯も効果的です。マリネや酢のものも、水分を取って入れれば大丈夫。
  • 大葉
    お弁当箱の仕切りの他にお肉と一緒に巻いたり、細かく刻んで飾るとより効果的です。
  • 梅干し
    日の丸弁当のように真ん中にポツンと置くのも良いですが、細かく刻んでご飯全体に混ぜたり、お米と一緒に炊くのもおススメです。
  • しょう油
    古くは肉や魚をしょう油に浸して保存していました。そういったことからしょう油で味付けしたおかずは腐敗防止に効果的 で、定番おかずのきんぴらごぼうはおススメです。
  • わさび
    この時期、サルモネラ菌の気になる卵はお勧めできないものの1つですが、ほんの少し、わさびを入れることで、人気メニューの卵焼きを入れることが出来ます。
  • 香辛料
    唐辛子やカレーなどのスパイスは防腐効果があるだけでなく、食欲増進にも期待できそうです。

お漬物の代わりになる
安心おかずは?
~水分に注意した
おかず作り~

梅雨~夏のお弁当の腐敗の原因の一つが水分です。できるだけ水分の少ないものにしましょう。まずは入れてはいけない5つをご紹介します。

  • 生野菜(水分を良く拭き取ったトマトはOK)
  • チャーハン・混ぜご飯
  • 煮物
  • 魚介類
  • 果物

逆に入れた方が良いものは揚げ物です。しっかりと水分の抜ける揚げ物はバリエーション豊かでおススメです。もちろん、焼いたものでも大丈夫です。

昔は無かったもの!
今をいかしたおかず作り
~保冷剤になる、
作り置き冷凍おかず~

食品の腐敗を考えた時、冷蔵庫・冷凍庫の存在は大きいです。それを利用したおかずが冷凍おかずです。これまで普段作っていたおかずを一度にまとめて作り置き冷凍し、忙しい朝のお弁当作りや保冷材の代わりに凍ったまま入れることで役立ちます。ただし、冷凍に向かない食材には気を付けてください。
また、このおかずはできるだけ弁当箱の中心に置くことで保冷効果を大きくします。

究極の栄養バランスを
含んだ副菜
~まごわやさしい
冷凍おかず~

簡単に栄養バランスがとれる合言葉『まごわやさしい』の7品目を含んだ おかず 『ひじき煮たんよ』のご紹介です。

『ひじき煮たんよ』のネーミングは、昔の人々が「ひじき煮たんよ。食べるの手伝って」とご近所さんへお裾分けに行かれた様子からきています。ひじきは少しで煮るよりも多めに作った方がおいしい。そんな背景から生まれたひじきレシピ、ぜひ作って冷凍おかずの1品にして下さい。

ひじき煮たんよ

■材料(つくりやすい分量)

油揚げ 1枚
胡麻 適量
ひじき(乾燥) 20g
根菜(人参・大根・蓮根など) 全部で人参1本分くらい
いりこの身orかえりorちりめん 50g
しいたけ 3個
こんにゃく 1枚
400ml
60ml
砂糖 60ml
みりん 60ml
薄口醤油 60ml

■作り方

① ひじきは水で戻し、さらにお湯で洗い水気を切るために絞る

② いりこは軽く炒める

③こんにゃくは塩もみをして洗い、短冊切りにする

➃油揚げは軽く焼いて千切り

➄人参・大根は千切り、蓮根はいちょう切り

⑥フライパンにひじきを入れ乾煎りし、油を入れ絡ませ炒める。次に野菜以外の材料を入れ煮汁が半分くらいになったら、根菜を入れさらに煮る

⑦煮汁が少し残るくらいでできあがり

おススメ弁当の1例

梅雨から夏弁当のおすすめ内容を集約した、お弁当をご紹介します。

メニュー1

【長芋と豚肉の梅しそ巻き】

豚肉を広げ大葉、長芋、梅を入れて、くるくると巻きます。塩こしょうで味つけをして、フライパンで焼きます。

メニュー2

【わさび入り卵焼き】

今回はわさびですが、ショウガ、梅、しそを入れても同じ効果があります。

メニュー3

【キャベツと昆布の酢の物】

野菜は茹でることで水分を飛ばします。茹でた野菜はしっかりと水気を搾ってお酢をかけ、きざみ昆布で和えます。

メニュー4

【きんぴらごぼう】

冷凍おかずのひとつです。弁当箱の中心に置くことで保冷効果が高まります。

メニュー5

【梅とトウモロコシご飯】

旬のとうもろこしと梅をお米と一緒に炊きます。梅は潰しても潰さなくてもよく、混ぜても混ぜなくても 大丈夫です。

メニュー6

【大葉・ミニトマト】

葉物野菜は水気をしっかり拭き取ってください。

これまでに経験したことのない気候変動が毎年起こっています。今年の夏も猛暑になりそうですね。そんな時こそ、自然と共存して生活していきたいですね。

子育てのじかん

ライター紹介ページ

岡野陽子さん

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