子育てライター座談会Vol.2~自分と向き合うことが、輝く私をつくる~
子育てライターの皆さんと、様々なモノや情報を楽しみ、レポートをするというこの企画。
第2回目は、ベビーマッサージ教室OLIOLI主宰の高本ひろみさんと、元ポーセラーツ教室の講師であり、現在は蜂蜜療法協会ハニーセラピストである水野晃子さん に、「働くこと」についてお聞きしました。
話を伺っていると、「ライフスタイリング」という言葉がお二人から出てきました。仕事はもちろん、「自分と向き合って、自分を知る」ことが、キラキラと輝くお二人をつくっていることに気づきました。

自分と向き合う。
ライフスタイリング

まずは、お二人の起業したきっかけについてお聞きすることにしました。
高本さんは大学卒業後、第一子出産までは正社員として働いていました。出産後は同じ会社でパートとして働き、第三子出産時に退職。第三子が1歳の時にベビーマッサージ教室で起業し現在12年目を迎えたそうです。
専業主婦になることを想定していなかった高本さん。退職当時は、別の企業への再就職も考えたそうです。しかし、正社員での就職は年齢的にかなり厳しいこと、運よく就職できたとしても、子どもが体調を崩したので休む、という状況では、正社員として働き続けることは厳しいだろうと考え、 就職することにちゅうちょしていたそうです。
ちょうどその頃、通っていたベビーマッサージ教室で、「資格が取れたら教室が開ける」と耳にします。せっかくだし挑戦してみようかな、と資格を取得し、起業。今に至るとのこと。
水野さんは、結婚を機に事務員の仕事を辞め、専業主婦をされたそうです。
お子さんが小さい時に出会ったママ友に「自分の好きな食器が作れるよ」と誘われて、ポーセラーツの体験レッスンに行ったのがポーセラーツの講師になったきっかけだったそう。「食器って既製品でも素敵なものはたくさんありますが、自分の好きなものに巡り合うことがとても少ないと感じていたんです」と水野さん。だからこそ、「自分の好きなものが作れる」ということに心奪われた、と目を輝かせてお話されていました。当時4歳だったお子さんを連れて講座を受講。無事に資格を取得し、ポーセラーツの教室を始めたそうです。
「“好きなものを作れる”って本当に素敵ですよね」という言葉に、お二人が顔を合わせて、「まさにライフスタイリングだよね」とにっこり。
そこで、お二人の共通言語である、「ライフスタイリング」についてお聞きしました。
ライフスタイリングとは、「自分と向き合う」ということ。
自分の好きと向き合うこと。自分の大切なモノを知ること。これは、物だけではなく、家族、そして周りにいる人についても言えるそうです。
自分と向き合うことが、
自分を大切にすることに
つながる

次に、働くうえで大切にしていることについてお聞きしました。
高本さんは、「好きで始めているからこそ、仕事がとても楽しい。
だから、仕事をしすぎないよう、自分のペースや家族のペースを考えながら働いています」と言われていました。
起業していると仕事の調整ができるので、忙しすぎてイライラしないとか、イヤイヤ仕事をすることがないよう、働く時間も、仕事の量も、きちんと考えて働くようにしているそうです。
水野さんは、仕事をするじかんは子どもが学校に行っている間だけ、ときっちり決めているそうです。
子どもが学校から帰ってきてから寝るまでは一切仕事をしないとのこと。
ポーセラーツの講師をしていた時には、 子どもがいても仕事をバリバリやっていたそう。
仕事への比重が大きいあまり、子どもに目を向ける時間が必然的に少なくなり、子どもの生活が乱れ、忘れ物に顕著にでてくるようになったそうです。
そうなると、子どもに手がかかるようになる。思うように仕事の時間が取れなくなる。
「好き」や「楽しい」という気持ちと、家族との時間も大切にしようと仕事を始めたはずなのに、仕事のことも、家族や子どものことも中途半端になってしまう。そんな自分が嫌になってしまう。そんな悪循環に疑問を感じるようになる。
だからこそ、今では仕事のじかんと家族のじかんをきっちりと分け、生活をしているそうです。
お二人とも、自分の大切にしたいことや優先順位がはっきりしています。
「物事に関して、“本当に好き?それって本当に大事なこと?本当にそれをやるの?”という自分との対話が増えた気がします。そのおかげで、本当に好きなことややりたいことを厳選、必要ないことは手放しました」と高本さん。
水野さんも同様に、自分の好きなこと、大切なことを優先し、苦手なことは人に任せるなどして手放しました。
ライフスタイリング
レッスンとは?

お二人とも、自分の大切にしたいことがはっきりしているのは、ライフスタイリングの考え方が影響しているそうです。現在は、一般社団法人日本ライフスタイリング協会認定のライフスタイリングコーチとしても活躍中です。
ライフスタイリングレッスンは、「自分と向き合う」ことをとても重要視しています。 レッスンを受けていくと、今まで当たり前にしてきたことが実は必要ないことに気づくこともあり、衝撃を受ける人も多いそうです。
「 例えば片付けについても、以前は家の中に家の中に置いてあるもので、“実はこれって好きじゃないな”ってものがたくさんあったんです。だから、レッスンを受けて私は家が片付きました」と高本さん。
水野さんも似たような体験があるそう。
ライフスタイリングを学ぶ前は、断捨離すると「残しておけばよかった」という後悔が毎回必ずあったものの、ライフスタイリングレッスンを受けて断捨離をしたら、後悔がなくなったそうです。自分と本当にしっかり向き合えるようになって、物との向き合い方が変わったためと言われていました。そうすることで、大切なものが分かり、厳選されるのです。
自分の中にある大切なものを選ぶためには、自分と向き合うじかんが実はとても大切。
ちょっとだけてまひまをかけて自分と向き合い、厳選した自分の好きなもの、お気に入りのものに囲まれることで、 心が満たされるのではないでしょうか?
ライフスタイリングの考え方を使って、暮らすこと、働くことの意識を変える。
「好き」が分かると、働き方や生き方がアップデートされるのだな、と感じた一日でした。
子育てのじかん
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