リフォームのプロに聞く災害への備え

避けることができない自然災害。地震や台風だけではなく、近年では豪雨による被害も毎年のように発生しています。
台風が多く発生するシーズンを前に、災害から家族、生活、家を守るために何ができるのか、山根木材グループのリフォームのプロにお話を伺いました。

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災害が起こる前に
備えること

お話を伺った方

山根木材リモデリング株式会社
花岡学さん

ハザードマップや避難場所
の確認、非常持出品の準備

どれだけ十分な備えをしていても、災害が発生する可能性はあります。特に近年は10年に一度発生するような規模の災害が毎年のように起こっています。
災害に対して最も重要なことは、自分の命を守ることです。警戒情報や警報が発令されたら速やかに避難しましょう。どこに避難するのか、どうやって避難するのかを事前に決めておくことが安全で速やかな避難につながります。

ハザードマップは洪水や土砂災害などの危険性を知らせる地図です。家・学校・勤務先、通勤・通学経路や避難経路等にどのような危険があるかあらかじめ調べておきましょう。広島県内の自治体が公表しているハザードマップを災害種別毎に確認できるサイトを広島県が公開しています。

広島県のハザードマップ公表状況:
http://www.bousai.pref.hiroshima.jp/out/public/hazardmap/

ご自分の住んでいる地域のハザードマップをぜひ確認してみてください。
ハザードマップに基づき、安全な避難経路が確保できる避難場所を決めておくようにしましょう。
また災害はいつ発生するかわかりません。家族との集合場所を決めておくことも大切です。
避難する時に慌てて持っていくものを探さないように、非常持出品をまとめておくこともお勧めします。

減災対策と今の家の
状態を知る

災害から家の被害を完全に無くすとは難しいかもしれませんが、被害を最小限に抑える備えが大切です。
個人でもできる減災対策として以下のようなものがあります。

  • 窓ガラスに飛散防止フィルムを貼る
  • 家具を固定する
  • 雨どいに落ち葉などがたまらないように掃除する

リフォーム業者に依頼するような大規模な対策になると、

  • 雨戸やシャッターの取り付け
  • 造り付け家具の設置
  • 屋根・外壁の防水工事
  • 耐震リフォーム

などがありますが、工事を依頼する前にまず自分の家がどのような状態なのかを知ることが重要です。
山根木材では必要な対策を知り住まいの寿命を延ばすための住宅診断『住診』をご用意しています。

寸法測定・住宅設備の確認を行うおためしコースから、耐震・耐熱・バリアフリー・省エネ・劣化・耐火調査など人間ドックのような総合判断が可能なまるごとコースまで、4つのコースからお選びいただけます。

1981年以前に建てられた建物は、旧耐震基準に基づいて建てられており耐震性が低いことが多いと言われています。少しでも気になられた方はぜひご連絡ください。

ライフラインの確保と
補償を考える

家が被害を受けなかった場合でも、災害による停電や断水などのライフラインが止まってしまい、電気や水がしばらく使えなくなることが考えられます。
太陽光発電や家庭用蓄電池、雨水タンクを設置することで非常用の電源や生活水を確保することができます。

災害への備えだけのために設置するには大袈裟になりますが、太陽光発電や蓄電池は平常時にも発電・蓄電して家庭で消費する電力を賄うことができますし、雨水タンクも庭やガーデニング用に利用しながら、災害発生時にはトイレなどの水に利用することができます。

被害が発生してしまった場合の備えとして、火災保険・地震保険があります。火災保険は大きな事故の後に、残された人々がどうすれば生活を再建できるのかを考えて作られています。
火災保険は自然災害による補償だけではなく、破損汚損補償や盗難補償によって破損・汚損、水濡れ、盗難など人的事故における被害も補償の対象にすることができます。
火災保険に付随する地震保険は、1964年の新潟地震がきっかけで創設されました。2011年の東日本大震災では、地震保険が多くの被災者の生活の助けになったと言われています。

災害後、家についての
不安はプロに相談

どれだけ備えても、完全に被害を避けることは難しい

減災対策やライフラインの備えを万全にしていても、自然は人間の想定を上回ることがあります。被害を完全に防ぐことは困難です。

2018年7月に発生した西日本豪雨では広島県内だけで死者100名以上、住宅被害14,109戸、停電47,000戸(7月7日8時時点)、断水220,000戸(各市町ピーク時)の未曽有の規模の被害が発生しました。
出展:https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/322119.pdf

山根木材グループでも施主様のお宅の復旧をお手伝いさせていただきましたが、お宅に辿り着く道が寸断されているなど、これまで想定しえない被害状況でした。

すぐに相談できるパートナーを

例えば、山根木材は日々の暮らしをより快適に過ごすためはもちろん、もしもの時にすぐに相談できるパートナーとして、定期点検・修繕・メンテナンス・リフォームはもちろん、もしもの時に備える保険商品もご案内しています。万が一災害で被災された時にすぐにご連絡いただけるよう、日頃からのお客様とのコミュニケーションを大切にしています。

災害が起こる前の備えも、被害にあった時の相談も、そして平時の快適な暮らしも、山根木材はお客様の暮らしに寄り添うライフパートナーとしてお客様と歩み続けていきます。

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